英文の多読が良いって聞いたが、どんな教材使えばいいんだ?
どんなふうに多読したら効果がでるのかしら?
今回の記事ではそんなお悩みにお答えします。
多読に使用する教材が自分の英語レベルに合っていないと思うような効果を実感できないので注意です。
- 英語の多読にはこども向けの洋書がおすすめ
- 朗読で聞き、音読で発声、多読と組み合わせて効果倍増
- 英語→イメージの感覚を身につけよう
この記事を読むことで、英語学習初心者にこども向け洋書の多読がおすすめな理由がわかるようになります。
多読にはこども向けの洋書を活用するのがおすすめで、英語初心者がこども向け洋書から得る学びはとても多いですよ。
以下の内容でわかりやすくお伝えしていきます。
もくじ
多読とは?初心者が英語に慣れる大切さ
リーディングの英語学習では大きく分けて2種類の方法があります。
いわゆる精読と多読ですが、それぞれ身に付くスキルには以下のような違いがあります。
- 【精読】文章の内容を一つ一つ丁寧に読み解く → 読解力が身に付く
- 【多読】多少の間違いは気にせずひたすら読む → 英語に慣れイメージで理解する力が身に付く
私たちが学校で勉強してきた英語はまさに精読ですね。
おれは細かいこと気にすんのは苦手だぜ
日本人の英語学習の過程で圧倒的に足りていないのが英語に触れる量だと言われており、意識して多読に取り組むことで英語の文章に慣れ、全体的なイメージを素早く理解することが出来るようになります。
英語を日本語に変換せず、英語を英語のまま理解する英語脳を育てることがとても重要ですね。
洋書を多読するのがいいの?
多読はもとより、英語学習をするうえでこども向けの洋書はとても良い教材になります。
英文の苦手意識を吹き飛ばしましょう。
なぜこども向け洋書が英語学習初心者に効果的なのか
なぜ英語学習にこども向けの洋書が効果的なのか。
理由はいくつかあります。
- 内容がやさしい
- 外国の文化が学べる
- 選べるジャンルが多い
- 英語 → イメージの感覚が身に付く
ふむ、こども向け洋書のメリットだな
順番に見ていきましょう。
内容がやさしい
おもに現地の子供たちが見る本なので、文章やストーリーは非常に簡単です。
内容が簡単ということは挫折しにくく無理なく継続できるということですね。
主に以下の点において、英語初心者との相性がとても良いですよ。
文章のボリュームが少ない
本全体のボリュームが少ないので、時間をかけずに読み終えることが出来ます。
多読では同じ作品を何度も繰り返し読むことを推奨していますのでとても相性が良いですね。
使用されている単語数が少ない
こども向けの作品なので単語数が限定されています。
頻出する単語はある程度決まっているので、慣れてしまえばスラスラ読めますね。
豊かなイラストがストーリーの理解を助けてくれる
こども向けの洋書の魅力はここにあります。
素敵なイラストがストーリーの内容を補完してくれるので、多少文章が理解出来なくてもストーリーがわかり安心です。
うんうん、これくらいやさしいと読んでみようって思えてくるわ
簡単 = 継続しやすい
これが非常に重要ですね。
外国の文化が学べる
こども向けの本は”その国の文化を表している”といいます。
私たちにあまり馴染みのないこともたくさん描かれておりとても興味深いです。
特に、私は以下の2点はとても重要だと思っています。
現地に長く住まないと理解できないことを知れる
英語圏のこどもたちの思考や感覚、現地の風習などが良く表されています。
たとえば、家に上がる時に靴を脱がないなどは私たち日本人には衝撃的ですよね。
ネイティブのこどもが良く使う単語が頻繁に出てくる
英語圏のこどもが良く使う英語フレーズって実は日本の学校ではあまり習いません。
こども向けの洋書では現地のスラングなども交えてたくさん出てきます。
外国の文化が学べるなんて一石二鳥じゃないか
これらの学びがあれば、英語の文章を本当の意味で理解することが出来ます。
選べるジャンルが多い
こども向けの洋書はとても多くの種類が出版されていますので、ご自身の好きなジャンルを自由に選ぶことが出来ます。
また、対象年齢別に選ぶことも出来るので、気になる作品があればまず手に取り、ご自身のレベルに合った内容であるか確認することをおすすめします。
私は表紙のイラストで選んじゃう
もちろん好きなイラストで選ぶことも全然問題ありません。
重要なのは、いかにモチベーションを維持して継続できるかです。
英語 → イメージの感覚が身に付く
これは英語脳を育てるうえで非常に重要になってくる部分です。
ほとんどの英語学習初心者は、英文を見た時にまず日本語に訳そうとします。
英語 → 日本語 → 理解
この日本語に変換するときに時間がかかってしまうんですね。
ですが英語中級者や上級者の思考はこんな感じ。
英語 → イメージ(同時に理解)
英文を見た時に、その内容がイメージで入ってくれば同じタイミングで理解できるので、わざわざ日本語を挟む必要がありませんね。
なるほど、日本語になおすのは回り道なんだな
こども向けの洋書では、そのイメージ化を挿絵が助けてくれます。
英語脳がしっかりと育ってくれば即座にイメージでとらえることが出来ますが、初心者のうちはそれがとても難しい。。
初心者と中級者を隔てる大きな壁の一つがこの部分です。
イラストのちから恐るべしね。。
挿絵があることはとても重要です。
英語学習初心者におすすめのこども向け洋書は以下で紹介しています。
こども向けの洋書で多読!初心者に効果的な学習方法
以下でご紹介する2つと多読を組み合わせて学習することで効果的にスキルアップを目指すことができます。
- こども向けの洋書で音読に挑戦
- こども向けの洋書を朗読で聞く
順番に見ていきましょう。
こども向けの洋書で音読に挑戦
慣れてきたら、声に出して読みましょう。
声に出して読むということは非常に重要で、以下のような効果があります。
- 英語をアウトプットすることで英会話の練習になる
- 自身の声を聞くことでリスニングの練習になる
- 声に出すと脳が活性化し英文のフレーズが定着しやすい
しっかりと内容を理解し、その場面のイメージを意識しながら音読しましょう。
声に出すメリットって結構あるのな
音読 + 多読で総合的な英語力を身につけましょう。
こども向けの洋書を朗読で聞く
次は聞くことにフォーカスです。
ネイティブの朗読で聞きましょう。
本の中にはその音源をウェブ上で聞くことが出来るものもあります。
ネイティブのナレーションで正しい発音を学ぶことが出来ますので、積極的に利用しましょう。
以下のような効果が期待できます。
- 正しい発音を学べる
- ネイティブの発話リズムが学べる
- 両手がふさがっていても学べる
通勤中やお料理の最中なんかもいいわね
英語を聞く力は重要です。
おまけ 日本人向けの英語学習者用の洋書もある
日本人の英語学習者向けに制作された英語の本も販売されています。
英語学習用なので、重要なフレーズに下線が引かれていたり本の終わりには英単語帳が載っていたりします。
日本人向けだからわかりやすいんだよなあ
こちら、私も過去に非常にお世話になった“ビッグ・ファット・キャット シリーズ”はとてもおすすめです。
ストーリーもおもしろいですが、英語の基礎が学べる文法書という側面もあるので非常に便利です。
興味のある方は是非手に取ってみてくださいね。
まとめ 英語初心者こそ洋書の多読で効果を実感
今回はこども向け洋書の多読についてお話しさせて頂きました。
記事の内容をまとめると、
- 英語の多読にはこども向けの洋書がおすすめ
- 英語→イメージの感覚を身につけよう
- 朗読で聞き、音読で発声、多読と組み合わせて効果倍増
こども向けの洋書はジャンルが豊富なのでモチベーション高く読み進めることができるので、英語学習初心者には特におすすめです。
よし、こども向けの洋書で多読にチャレンジするぞ!
朗読 / 音読 / 多読で一気にスキルアップ目指すわ!
こども向け洋書の多読を最初のステップとして、是非とも初心者から中級者へとステップアップを目指してみてください。
まずどの洋書からはじめて良いか悩む場合は以下の記事もご参考になさってください。
この記事が皆様の助けになれば大変幸いです。
ここまで読み進めて頂きありがとうございました。