最近仕事で外国人とやり取りすることが増えてきたんだ
職場にいる外国人と上手につきあっていくにはどうすれば良いのかしら?
今回の記事ではそんなお悩みにお答えします。
日本に住む私たちとは異なる文化を持った外国の方々、上手なつきあい方をしっかりと理解しておかないと余計なトラブルに発展する可能性もあるので注意です。
- 文化や価値観の違いを知り尊重して受け入れる姿勢をもつ
- コミュニケーションスタイルの違いを理解し伝え方を工夫する
- 必要最低限の英語力を身につけることでより良い関係を築くことができる
この記事を読むことで職場の外国人との上手なコミュニケーションの取り方がわかるようになります。
私は10年以上外資系勤務の経験があり、これまでにたくさんの外国人の方とチームを組んでお仕事をしてきました。
日本人同士のコミュニケーションと同じように接していては会話がスムーズに進まないだけでなくトラブルの原因にもなってしまいますので、文化や価値観の違いをしっかりと意識することが重要です。
以下の内容でわかりやすくお伝えしていきます。
もくじ
職場の外国人とのコミュニケーションの基本
グローバル化もますます加速し、日本で働く外国人労働者も増えていますね。
一緒に働く外国人の日本文化への慣れや言語スキルにもよりますが、接し方や伝え方を工夫することでスムーズにコミュニケーションをとることができるでしょう。
- 言語の壁
- 伝わりやすい日本語を心がける
- PREP法を意識して結論から伝える
- 非言語コミュニケーションを活用する
- メールやメモで伝える
順番に見ていきましょう。
言語の壁
一緒に働く外国人の方の言語スキルは重要です。
日本語ができるのか、それとも英語でコミュニケーションをとる必要があるのかですね。
簡単な日本語ができるならコミュニケーションとりやすいな
日本で働く以上ある程度の日本語ができる方は多いですが、外資系企業などでは英語でのコミュニケーションが必要になるケースがほとんどです。
日本語ができるとできないでコミュニケーションのとりかたは大きく変わってくるわね
状況にあわせて準備していきましょう。
伝わりやすい日本語を心がける
日本語ができる外国人と一緒に働く場合でもわかりやすい伝え方は大切ですね。
日本人同士のコミュニケーションと同じやり方ではうまく伝わらない場合も多いです。
どこまでちゃんと伝わってるかわかんないからなあ
伝えたつもりは結構危険で、間違った理解で話が進むと後にトラブルの原因になってしまいます。
細かいニュアンスまでしっかり伝えるには工夫が必要ね
小学生でも理解できるようなわかりやすい簡単な日本語でゆっくりと伝えるのが良いでしょう。
PREP法を意識して結論から伝える
PREP法とは、結論➔理由➔具体例➔結論の流れで伝えるテクニックです。
わかりやすく簡潔に伝えることができる方法で、文書作成などによく用いられる手法です。
なるほど、シンプルで説得力のある伝え方ができそうだ
英語ではまず結論から伝えることが多いのでPREP法はとても有用です。
日本語では結論は最後にしちゃいがちだもんね
シンプルに正確に伝えるためには結論から伝えるクセをつけましょう。
非言語コミュニケーションを活用する
非言語コミュニケーションとは、その名の通り言語を使わないコミュニケーションです。
上手に活用することで意思疎通がはかどります。
- 表情で伝える
- ボディーランゲージで伝える
- ジェスチャーで伝える
順番に見ていきます。
表情で伝える
日本人は比較的顔の表情をあまり動かさずに会話をしますが、外国人は表情豊かに会話します。
こちらからも意識的に表情に出すようにすると言いたいことがスムーズに伝わりますよ。
ずっと無表情で話してると怒ってると思われるぞ
ボディーランゲージで伝える
ボディーランゲージは話してる感情のままに動作に現れる身振り手振りです。
少し大げさにするくらいがちょうど良いです。
外国人は会話のとき腕が大きく動きがちよね
ジェスチャーで伝える
ジェスチャーはボディーランゲージと違い、意図的に相手に伝えるサインのようなものです。
何かを伝えたいときはジェスチャーも混ぜて少しでも情報量を増やすと伝わりやすいです。
伝えようとする気持ちが大事だ
メールやメモで伝える
しっかりと伝えたいときは言葉だけでなくメールやメモなど文章で残るものでも伝えましょう。
聞き逃しても安心ね
私たちも英語のリスニング聞き逃して慌てることありますよね。
文章で残せばあとで確認もできるな
次に、外国人と私たちの物事の見かたの違いについてお話します。
職場の外国人とのコミュニケーションにおける価値観の違い
文化が違えば当然物事の価値観も違います。
このギャップが意思疎通を妨げる原因でもあるので、しっかりと理解していきたいところです。
- コミュニケーションスタイルの違い
- 時間観念の違い
- 個人主義と集団主義の違い
順番に見ていきましょう。
コミュニケーションスタイルの違い
外国人は私たち日本人とくらべて物事をはっきりと主張する傾向があります。
これは何もわがままで自己主張しているのではなく、どんな状況でもしっかりと自分の意見を伝えることが正しいという文化からなるものです。
日本人はまわりの空気読んで自分の意見をおさえることも多いわよね
どちらが良い悪いではなく、文化の違いとして認識しておくことが重要ですね。
時間観念の違い
これは、日本人が時間にキッチリしすぎていると言い換えることもできるでしょう。
他の国では多少の時間のズレはあまり気にしない傾向があります。
この感覚は国によって変わりそうだが、日本は時間に厳しすぎるらしい。。
あまり時間の正確さを求めてもうまく理解されないことも多いので、こちらから歩み寄る姿勢も大切ですね。
個人主義と集団主義の違い
例えば欧米などは個人主義の傾向が強く、日本やアジア諸国は集団主義の傾向が強いと言われます。
- 個人主義:個人の意見や成果が重要視される傾向
- 集団主義:グループ内での協調性や成果が重要視される傾向
外資系企業には個人主義の日本人が多い傾向ですよ。
こういった違いを知っていると変なトラブルも避けれそうね
外国人とうまくコミュニケーションをとるうえでしっかりと理解しておきたい価値観の違いです。
職場の外国人と良いチームワークを築くために
私は外資系企業に勤めているので外国人とチームを組んで仕事をすることがよくあります。
プロジェクトを成功させるためには良いチームワークを作ることが必要不可欠ですね。
- 異なる価値観を理解し合う
- 目標を明確にして共有する
- 役割分担を明確にする
- 日々のコミュニケーションを大切にする
順番に見ていきましょう。
異なる価値観を理解し合う
前述したとおり、世界各国その人の価値観は様々なのでお互いに尊重し理解し合うことが大切です。
日本に近い価値観の国もなかにはあるからな
実はドイツ出身の方は比較的日本人と価値観が合うと言われています。
時間に正確だったりきれい好きだったりするところでしょう。
目標を明確にして共有する
チーム全員が同じ目標に向かって進む必要があります。
まずはしっかりと目標を明確にし、わかりやすい言葉で丁寧に伝えましょう。
良いチームワークを発揮するためにはしっかりとした目標が大切ね
ビジネス内容の共有にもPREP法は役に立ちます。
役割分担を明確にする
例えば、資料の作成は私が大枠とレイアウトを作りインドの方にデータの集計をしてもらい、人前でのプレゼンが上手なアメリカの方が発表する。
そんな感じの役割分担が良く機能していた経験があります。
日本人は細かい作業が得意、インド人は計算が得意、個人主義で育ったアメリカ人。。そんなお国柄の傾向か?
もちろんお国柄はあくまで目安ですが、このような役割分担はときとして有効ですよ。
日々のコミュニケーションを大切にする
良いチームワークを築く為には日々のコミュニケーションがとても大切ですね。
すきま時間などに世間話をして仲良くなりましょう。
日本語でコミュニケーションとれればいいけど英語だとね。。
簡単な英会話を覚えておくとコミュニケーションの幅が大きく広がるのでおすすめです。
職場の外国人とのコミュニケーションにおける英語の必要性
一緒に働く外国人が日本語堪能で、問題なく日本語でコミュニケーションがとれる場合は英語の必要性は特にありません。
ですが、多くのそうでない場合、ある程度英会話ができるとスムーズにコミュニケーションができて仕事のスピードが飛躍的に上がるのでおすすめです。
英語の習得は大変だろ。。
英文法の学び直しにはたしかに時間もかかりますが、業務効率を上げたり世間話をしたりするための簡単な英会話であれば比較的容易に習得できますよ。
簡単に英会話が身につくならやってみたいけど、どうすればいいのかしら?
英会話を学ぶにはオンライン英会話をおすすめしますが、どこまでのレベルを必要とするか目的に合わせて選びましょう。
- 日常英会話ができるようになりたい
- ビジネス英会話ができるようになりたい
順番に見ていきましょう。
日常英会話ができるようになりたい
自分に合うオンライン英会話で学ぶことで比較的簡単に身につきます。
多くの場合日常英会話を身につけることで職場の外国人とより良い関係を築くことができるでしょう。
日常英会話ができるだけでも世界が変わるぞ
オンライン英会話はたくさんの種類があるので自分の目的に合うものを選択することとてもが大切です。
以下の記事でわかりやすく紹介していますのでご参考になさってください。
ビジネス英会話ができるようになりたい
職場の海外事業部や外資系企業などでビジネス英語を習得する必要がある場合、もう少しだけハードルが上がります。
ビジネス英語なんて、、とっても難しそうよ。。
とはいえ、実はそこまで難しいものではありません。
ビジネスで使う英語にはある程度決まった”型”があるので日常英会話よりも簡単に習得できたなんて方もいらっしゃいますね。
ビジネス英語を学ぶのであればオンライン英会話のビズメイツをおすすめします。
以下の記事でわかりやすく紹介していますのでご参考になさってください。
職場で外国人とトラブルにならないために
国の文化や考え方、価値観の違いからトラブルに発展することもあるかもしれません。
勘違いや誤解でせっかくの異文化交流を台無しにしてしまうことはできる限り避けたいところです。
お互いの違いをしっかりと理解して尊重するのが大事だな?
トラブルを回避するため、以下の2点に注目しましょう。
- 異文化理解の重要性
- 避けるべきコミュニケーション
順番に見ていきましょう。
異文化理解の重要性
異なる環境で生活してきたので違って当たり前ですね。
異文化を理解することで大きなトラブルを回避することに繋がります。
- 違いを受け入れる姿勢
- 食文化の理解
- 礼儀作法の理解
違いを受け入れる姿勢
まず何よりも、相手を尊重して”違うこと”を受け入れましょう。
十人十色、みんな違ってみんないいのよね
人は自分と違うものを恐れると言いますが常にこの姿勢でいることはとても大切です。
食文化の理解
その国の宗教によっては食事の制限がありますね。
例えば、牛や豚が食べれない、お酒が飲めない国もあります。
みんなで食事するときは大事な課題だな
その国の食文化を理解することで良い関係を築いていきましょう。
礼儀作法の理解
その国特有の作法や宗教上の礼儀についても理解に努めましょう。
大きなトラブルに発展することもあるセンシティブな部分です。
その国特有の礼儀作法ってなかなか知らないから。。
そんな話題で本人と実際に世間話をするのも良いでしょう。
お互いの国の礼儀作法を知ることはとても有益な情報交換ですね。
避けるべきコミュニケーション
続いて、避けたほうが良いコミュニケーションについてお話しします。
- 相手の国特有のタブー
- 日本で重視されるマナーの無理な強制
- ネガティブな態度
相手の国特有のタブー
ここでの明言は避けますがタブーにあたる言葉やジェスチャーなどは世界各国にあります。
これは知っている必要があるので、一緒に働く外国人の国についてはあらかじめ調べておくことをおすすめします。
これを軽視すると大問題になりかねないぞ。。
〇〇国 タブー で検索すればすぐに確認できます。
日本で重視されるマナーの無理な強制
たとえば、このあたりは外国人になかなか理解されない傾向があります。
- 電車内で喋らない
- 時間を守る習慣
- 食前食後の挨拶
- 食べるときの姿勢
- 食事は残さず食べる習慣
- 名刺交換の習慣
- 上座下座の概念
日本ではあたりまえでも外国人には驚くこともあるのね
もちろん、ほとんどの外国人は日本の文化として快く受け入れてくれますが無理な強制はトラブルのもとです。
ネガティブな態度
不安や心配からネガティブな態度が継続してしまう日本人は多いと言われています。
ネガティブな態度は自分だけでなく周囲の空気も悪くなると考え、げんなりしてしまう外国人の方はとても多いです。
ずっとネガティブなやつは日本人の中でも嫌われるけどな
私の経験上、ネガティブを嫌う外国人は日本人と比べても多いので、ポジティブなマインドに切り替えていきましょう。
まとめ 職場にいる外国人と上手にコミュニケーションをとろう
今回の記事では職場の外国人と上手にコミュニケーションをとる方法についてお話させて頂きました。
記事の内容をまとめると、
- 文化や価値観の違いを知り尊重して受け入れる姿勢をもつ
- コミュニケーションスタイルの違いを理解し伝え方を工夫する
- 必要最低限の英語力を身につけることでより良い関係を築くことができる
外国人とトラブルのないコミュニケーションをとるためには違いを理解し合うことがとても大切です。
価値観を尊重し合うことが大切なのね
最低限の英語力はあるに越したこと無いよな!
今後ますます日本で働く外国人労働者は増えていく傾向なので、お互いの価値観をしっかりと尊重し気持ちの良いグローバルコミュニケーションを心がけましょう。
ここまで読み進めて頂きありがとうございました。